キリサキという女

キミヤー・フミコ・キリサキ
7月27日生まれ。女性。
父の意向により意図的にサヴァン症候群様に作られたとされるコーディネイター。
本来のサヴァン症候群は先天性・脳神経疾患による後天性(=獲得性)に分けられるが、キリサキは前者様に作られ、後者様に育てられた。
つまりサヴァン症候群を有するように操作された遺伝子を持って生まれ、それでも父の望みに叶う才能ではなかったために幼少期に意図的に中枢神経疾患に似た状況を起こさせる手術を行い、ずば抜けた才能を獲得させられた。その際、一時的に失語症になっている(手術の結果一時的に脳梗塞になったため)
表情が固いのは手術の影響、と本人は言うが、アルマ曰く「ただ単に表情を作ろうとしていないだけで、作らなくても生きてこられただけ」
一度見聞きしたことを忘れることがなかなかできず、小さな情報もノイズになる傾向がある。一方で推測したことを覚え続けることは難しく、日々日記をつけている。
つまり他人の性別(身体的特徴からの推測によるもの)など傍目には見えないものはほとんど覚えられないので、アカデミアにおいて居場所を無くすきっかけとなった。
本人は否定するが知能は高く優秀。しかしその卓越した記憶力は円滑なコミュニケーションを生むことができず、むしろ他者の過去の発言の矛盾を指摘してしまう傾向があったため、より一層アカデミアでの不興を買った。
フミコはオーブ人である母の名前で、「不美子」と読む。キミヤーは父方の祖母の名前であり、ペルシャ語で「錬金術」を意味する女性名である。どちらの名前も呼ばれることを嫌がる傾向にある。
『キリサキ』はアカデミアを去ってから名乗るようになった母方の先祖のファミリーネームで、字は霧崎。戦地では主に戦争被災者のメンタルケアに奔走する。その中で、本人の努力で人との会話のすべを覚えていった。
インドア派だが運動神経はいいのでギルは急角度から裏切られた気分になる。
大抵のものは食べる。生活能力はかなり低いが、片付いていないと散らばった情報量のせいで煩わしい思いをするので基本的に居住空間は必要最低限のものが整然と並んでいる。
アルマとは長い付き合いで、キリサキはずっとアルマから心配されている。なお、文中に出てくる「男女の仲を揶揄われた」の真相は、当時キリサキもアルマも女性装を一切しなかったがゆえに、「どっちがどっちを抱いててもわかんないな」と最悪百合セクハラをされたのを勘違いしているもので、今後一生解けることのない誤解。酒の強さはキリサキ≦アルマ。アルマの冗談に対しすべてマジレスホームランをしていく。
オーブで公衆浴場の文化を知った。有事じゃなくてもみんなで同じ湯船に…!?となるかと思いきや、「これは助かる」と発言。見た目で性別がわかるねよかったね。アルマと一緒に入ればいいのでは?

元ネタ一覧。
・キリサキ(霧崎)という呼称
・銀色の髪の毛
・白っぽい虹彩の目
……霧崎礼里(アプリ版実況パワフルプロ野球)

・誕生日
……並木が一番野球を見ていた頃、活躍していた野球選手に7月27日生まれが多かったため。

・性別が覚えられない
……並木が何を思ったかアルマを男性と勘違いしていたため。

参考文献
『描画を通じて手段的日常生活動作の改善を認めた獲得性サヴァン症候群の1 例』
https://www.jstage.jst.go.jp/article/clinicalneurol/60/5/60_cn-001336/_pdf/-char/ja

2025年8月12日